おすすめのサッカーボールを紹介|年齢・目的・グラウンドの種類別に解説
2025/12/22

サッカーボールを選ぶ際は、まずサイズを確認することが重要です。特に子どもの年代では、3歳〜5歳、小学生、中学生といった成長段階に応じて適切なサイズが異なります。さらに素材や製法の違いも重要なポイントです。ここでは年齢、目的、練習環境、重視するポイントに分けて、モルテンがおすすめするサッカーボールを解説していきます。
年齢別│おすすめのサッカーボールサイズ

サッカーの試合では、年齢に応じて使用できるボールサイズが定められています。これは体の大きさや筋力に合ったボールを使うことで、無理のないプレーができるようにするためです。
サイズが合わないボールを使うと飛距離が出にくかったり、重さで足を痛めたりするケースもあります。自分の年齢にあったサイズを使えば、試合に近い感覚で練習でき、上達もスムーズです。
3~5歳・小学校低学年におすすめ:3号球
ボールに親しみ、蹴ることの楽しさを感じられるよう、軽くて小さなサイズを選びましょう。直径19cmなので、子どもの小さな手でも扱いやすいのが特徴です。
3号球の規格
- 周囲58〜60cm
- 直径19cm
- 重量300〜320g
小学生におすすめ:4号球
4号球は、日本サッカー協会が定める小学生向けの公式サイズです。普段の練習から4号球に慣れておくことで、試合でも力を発揮できるでしょう。
4号球の規格
- 周囲63.5〜66cm
- 直径20.5cm
- 重量350〜390g
中学生以上におすすめ:5号球
中学生になったら、大人が使う5号球にサイズが上がります。中学校での部活を見越して、小学6年生頃から5号球で練習を始める人もいます。
5号球の規格
- 周囲68〜70cm
- 直径22cm
- 重量410〜450g
またインテリアとして飾ったり、選手のサインをもらったりするボールとして、1号・2号の小さなサイズも販売されています。
目的別│おすすめのサッカーボール

サッカーボールには、主に以下の2種類があります。
| 試合・練習用 (検定球・認定球) |
公式試合に使われる検定球や認定球には、試合を想定したトップモデルから、普段の部活や練習用に向けたエントリーモデルもある |
|---|---|
| 導入・レジャー向け | 初心者や初めてサッカーに触れる人向けに、柔らかく蹴りやすいボールなどがある |
目的によって選ぶべきボールは変わりますので、それぞれの特徴を理解して最適なボールを選ぶようにしましょう。
試合・練習用ボール
まず、公式戦で求められる品質水準を満たしたサッカーボールは、以下の2種類があります。
<JFA検定球>
日本サッカー協会が正式に品質を認定した証として「J.F.A」というマークが印字されているのが特徴です。日本国内で行われるサッカーの公式戦で使用可能となるボールです。
検定球の中でも、実際の試合を想定したトップモデルから、基本的な品質を担保したままトップモデルよりも普段の練習に使いやすいエントリーモデルがあります。
<FIFA公認球>
FIFA公認球は、JFA検定球よりも厳しい国際基準をクリアしたボールです。認定レベルには「FIFA Quality」と「FIFA Quality PRO」の2つがあり、そのうち「FIFA Quality PRO」は最高峰の品質基準を持ち、ワールドカップを始めとするFIFA主催の国際大会で採用されています。
また公式試合で用いられるのと同じデザインで、FIFA公認ではないレプリカボールというのもあります。本物とは製法が異なりますが、大会スター選手たちと同じデザインのボールで練習すれば、モチベーションも上がりやすいでしょう。
こちらのFIFA公認球も、検定球と同様に実際の試合を想定したトップモデルや、普段の練習等に使いやすいエントリーモデルもあります。
その他の練習用ボール
試合を想定したボール以外にも、リフティングやパス、ドリブル練習用といったトレーニングボールもあります。通常より重く、キャッチング力を強化するキーパー用のトレーニングボールや、ヘディングやキックの練習ができるロープ付きのボールなどもあるので、目的に合わせて使い分けると良いでしょう。
導入・レジャー向け
初心者や子どもが初めてサッカーに触れるような導入向けのボールは、軽くてやわらかいボールが多く蹴りやすいのが特徴です。ただしあくまで導入向け用なので厳密な規格はなく、弾み方や反発性などが少し不均一といえます。慣れてきた普段の練習や、部活動などで試合を意識した練習をするなら、日頃から検定球や認定球での練習を重ねて感覚を養うのが望ましいでしょう。
グラウンドの種類別│おすすめのサッカーボール

ボールを使用するグラウンドも、サッカーボール選びの大事な要素です。部活などの練習では土グラウンドを使うことが多い一方、試合は芝のグラウンドで行われることもあります。グラウンドの種類に応じて適したボールは変わるため、場所に合ったボールを選んでください。
それぞれの違いとしては、土より柔らかい芝のグラウンドではボールのバウンドが低くなるため、芝用ボールは土用ボールよりも高く弾む構造になっています。
芝グラウンドで試合や練習をする方には、最適なバウンドを実現する芝用ボールがおすすめです。
製法別の特徴│おすすめのサッカーボール

サッカーボールは、表面の仕上げ方にいくつかの製法があります。扱いやすさや蹴り心地など、それぞれの製法でも特徴が異なるため、選ぶ際は製法もしっかりチェックしましょう。ここでは、それぞれの製法についてご紹介します。
熱接合
熱接合とは、パネル同士の端面を熱を加えて接着して作る製法のこと。「サーマルボンディング」「アセンテック」と表記されることもあります。縫い目がないので水が入り込みにくく、雨天時でも快適にプレーできるのが特徴です。
さらにボールの反発が安定していて、蹴る箇所によらず一定の感触を保ちます。公式試合球や大会用ボールに採用されることが多く、ワールドカップなどの世界大会でも熱接合製法のボールが使われているため、トップモデルの本格派をお好みの人におすすめです。
手縫い
太い糸を使って1つ1つ手作業で縫われたボールです。熱接合構造が開発される前は長く公式試合でも採用されていた製法で、高品質ながらもリーズナブルな価格設定のものが多いです。普段の練習から試合まで幅広く対応できるボールを求める方におすすめです。
機械縫い
ボールの表面を機械で縫い合わせて作る製法で、手頃な価格です。耐久性はやや劣りますが、リフティングやドリブルといった日々の練習や、レジャーに使うなら十分でしょう。ソフトな蹴り心地で、小さな子どもも扱いやすいボールです。
モルテンのおすすめサッカーボール
モルテンは日本国内外の公式大会で採用されている信頼のブランドです。天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会の公式試合球に採用され、品質・耐久性ともに優れています。ここでは、目的別におすすめのボールを紹介します。
公式試合用におすすめ:ヴァンタッジオ

高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ、高円宮杯JFA全日本U-15サッカー選手権大会、日本クラブユースサッカー選手権大会の唯一の公式試合球です。
アセンテックテクノロジーにより、手縫いでは不可能な滑らかで継ぎ目の部分が硬くならない表皮構造を実現し、どこを蹴っても同じ感触でプレーできます。また真球性に優れ、雨でも最小限の吸水性で、天候に左右されず常にベストパフォーマンスを発揮。
高品質のラテックス(天然ゴム)チューブを使用し、素材のソフト感と高レベルなリバウンドを実現します。芝グラウンド用に最適化されているため、人工芝で使用した場合は耐久性が低下する可能性があります。
| 商品名 | ヴァンタッジオ5000(5号球) |
|---|---|
| 区分 | 国際公認球(FIFA QUALITY PRO)・検定球 |
| 価格 | 価格:19,690円(税込) ※2025年12月時点の情報です |
| 重量 | 約430g |
| 素材 | 人工皮革 |
| 製法 | アセンテック(熱接合) |
部活・練習用におすすめ:ペレーダ

ペレーダは蹴り心地、耐久性、低吸水性にこだわり抜いたサッカーボールです。1991年の発売以来、部活動の定番ボールとして全国の中学校や高校で長く親しまれています。長年部活で使用され、指導者のアドバイスをもとに作り上げられているのが特徴です。
なかでも普段の部活や練習ではスタンダードモデルとしてペレーダ4000がおすすめ。モルテン独自配合のブチルチューブを使用し、革の膨張を防ぐ補強布層、真球性(ボールが正確な丸さを保つこと)と耐久性を生む、独自の縫製技術を採用しています。なおペレーダは他にも、よりエントリーモデルの練習用としてペレーダ3000、試合を想定したトップモデルのペレーダ5000があります。
| 商品名 | ペレーダ4000(5号球) |
|---|---|
| 区分 | 検定球 |
| 価格 | 7,260円(税込) ※2025年12月時点の情報です |
| 重量 | 約430g |
| 素材 | 人工皮革 |
| 製法 | 手縫い |
初心者・キッズにおすすめ:ライトサッカー

ソフトなゴム素材を使用しているため、ほど良い弾みとやさしい触感で初心者の「できた!」を後押し。足に当たっても痛くなりにくく、初めてサッカーボールに触れる子どもでも安心です。ボールが怖い、当たると痛い…そんな不安を減らして、蹴る・止める・運ぶの基本動作を楽しく身につけられます。
| 商品名 | ライトサッカー(軽量4号球) |
|---|---|
| 区分 | 軽量4号球 |
| 価格 | 2,530円(税込) ※2025年12月時点の情報です |
| 重量 | 240~260g |
| 素材 | ゴム |
おすすめを参考に自分に合ったサッカーボールを選ぼう

サッカーボールは年齢や目的、使用環境に合わせて選ぶことが大切です。適切なボールを使えば練習の質が上がり、サッカーの楽しさもより深まります。自分にぴったりのボールを見つけて、思い切りサッカーを楽しんでください。