バスケットボール基礎トレーニング4選



ドリブル:ドリブルリレー ~自分の思い通りにボールを操作する





練習ポイント

  • ・ドリブルをつきたい方向に手のひらを向けるようにする。
  • ・ボールを押すタイミングを意識してドリブルする。

ドリブルリレー

■DFリバウンドやルーズボールを獲得した瞬間は得点のチャンス

DFリバウンドやルーズボールを獲得した瞬間は得点のチャンスです!
ドリブルで相手ゴールへと突き進む能力を磨きましょう。

スタート位置から直線状に数か所、ポールやコーンを適当な距離をとって配置します。プレーヤーは、バスケットボールコートのサイドラインからスタートして、ドリブルしながら障害物をよけながら反対側のサイドラインを経由して戻る。チームでスピードを競いながら行うと、速く正確なドリブル練習につながり、楽しみながら練習に取り組めます。


■ドリブルは手のひらの向きを意識

ドリブルをつきたい方向に手のひらを向けるようにすることがドリブルのポイント。
前に進むときは、手のひらを前に向ける。
また、ボールを横へ操作するときは、指先を下にして、手のひらを横に向ける。

右手から左手にドリブルを行う手を変えるときは、指先を下にしてドリブルをすると横にボールを運びやすくなる。


■ボールプッシュのタイミング

また、ボール操作には、ボールを押すタイミングも重要。
ボールが床から上がってきて手の平にある時にボールを強く下へ押しましょう!


■ドリブルと足のリズムを変える

ゲーム中にドリブルで突破するにはドリブルと脚の動きを様々なリズムで組み合わせることが必要になります。障害物を交わす際に、先にボールをチェンジし、その後に脚や身体を変更させる方法も有効です。スピードを高めることを重視し、障害物との位置関係の中で、様々なバリエーションで障害物を交わしましょう。


■切り返しの際には身体を上手くコントロールしましょう!

スピードを落とさずに障害物を交わす際には、身のこなしが鍵です。外側の足と床との設置角度を調整してみましょう!




パス:対面シグナルパス ~狙った場所にパスを出す





練習ポイント

  • ・相手が出した手を狙って素早くパスを出す
  • ・取りやすいパスになるように回転をかける。ボールを押すタイミングを意識してパスする

対面シグナルパス

■パス能力の基礎練習に

パスの能力は非常に奥が深い技術です。ゲーム中は「味方に届きながらも、相手DFは守れない」タイミングでパスを出すことが重要です。パス能力の基礎練習として、まずは、仲間が手をだしたところに正確に素早くパスを出す練習です。パスの角度や方向を定められるように、ポールなどを利用してパスゾーン(範囲)を定めると良いでしょう。


■パスするときの指先の向きに注意

ボールを横から持ち、肘を内側にひねるようにしてパスする動きを回内という。
この時、指先の向きに注意する。
人差し指が、パスを出したい方向を指すことがポイントです。
指先が下を向いてしまうと、パスがまっすぐ飛びづらくなり、パスを受ける相手がキャッチしにくいボールになる。

片手でパスを出す際は、ボールをポケット(腰の横あたり)から押し出すように腕を動かすことがポイントです。
ポイントを意識してパスを行えると速く正確なパスが出せるようになります。

■反応速度を早く

パスの能力を高めたい選手は、パートナーが手を上げた瞬間に、一瞬でも早く、かつ、素早くボールをパスしましょう。ポールにぶつかってしまう事もあるかもしれませんが、速さを追求することは大切です。




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キャッチ:ランダムキャッチドリル ~動きながらどのパスが来てもキャッチできるようにする





練習ポイント

  • ・動きながら仲間からパスされるボールをキャッチする練習。
  • ・マーカーやコーン適当に配置し、パスをしたらランダムに置かれたマーカーに沿って動いていく。

ランダムキャッチドリル

■安全にバスケットボールを楽しむ為に

初級者にとってキャッチの動作は簡単ではありません。突き指のリスクもある為、基本をしっかりと習得しておくことが重要です。


■パスはバスケットボールの醍醐味の1つ

パスはバスケットボールの醍醐味の1つです。豪快なダンクも魅力的ですが、華麗なパスも世界中にバスケットファンが存在する理由の一つです。パス技術を向上する為には、味方の位置を把握し、自分の手元にあるボールを正確に味方に届ける能力が重要です。ゲームの中で正確なパスを出す為の基礎として、味方の動きを察知しながらパスをする本ドリルを行いましょう!


■手のひらをボールに向ける

キャッチ時のポイントは、手のひらをボールに向けること。
ボールの形を捉えるように親指と人差し指で三角形を作るように準備しましょう。

ボールが下から受ける場合は、手のひらを下に向ける。
ボールは様々な角度から飛んでくるので、常にボールのくる方向へすぐ手のひらを向けてキャッチするように意識する。
手の準備ができていないと、キャッチミスになりやすい。
また指先があたってしまうと怪我をしやすくなるので注意する。

キャッチした後は3歩以上歩かないように意識。(トラベリング注意)



シュート:スキーマシューティング ~シュートフォームを意識して距離感を調整す





練習ポイント

  • ・シュートフォームを意識して距離感を調整する
  • 1)シュートフォームを固める
  • 2)距離の調整は指先で行うスキーマーシューティング
  • 片手で打つシュートをワンハンドシュートといい、両手で打つシュートをツーハンドシュートという。

スキーマーシューティング

■ワンハンドシュート

ワンハンドシュートで打つ場合は、利き手側はリングに向かって指先をリングにかけるように下におろす。
この時、肩から手首まで腕がまっすぐ伸ばしきれていることがポイント。
反対側の手はリングの縁を指すように意識する。
シュートを打った後のフォームを意識しながら打つ。

シュートを打つ際に肩が上がったり、体がそったりすると、悪いシュートになる。
また打った後の指先が横に向いてしまうとボールがまっすぐ飛ばなくなるので注意する。


■ツーハンドシュート

ツーハンドシュートを打つ場合は、両手ともに指先はリングに向けて甲が向かい合うようにする。
この腕を内側にひねる動作(「回内」という)を意識してシュートを打った後、腕を伸ばしきった状態が左右対称であるか確認する。
もしシュートを打った後に指先が下に向いていたり、腕がリングにまっすぐ向いてないときはフォームを修正しよう。


■近い距離から徐々に距離を伸ばしていこう!

遠い距離からのシュートはバスケットボールの醍醐味の一つです。多くの選手が3Pシュートに憧れます。3Pシュートの習得には、フォームの基礎を構築すると共に、距離感の掴むことが大切です。本動画で紹介しているスキーマシューティングは、トップ選手も行っている王道の練習です。近い距離のシュートを正確に決め、一歩ずつ距離を伸ばしていきましょう!


■距離感をつかむための練習

コートに目印となるマーカーを置き、ゴールに近いマーカーの場所からシュートを打つ。
シュートが入ったら1つ後ろに下がってまたシュートを打つ反復練習。

シュートに慣れてきたらグループに分かれて競い合う。
たとえば二人ずつグループになり、ゴールに近いマーカーの場所から順にそれぞれがシュートを決めていく。
二人がシュートできたら1つ後ろのマーカー位置からシュートできるルールとする。
グループ対抗戦として、どのチームが一番最初にすべてのマーカー位置からのシュートを完了できるか、スピードを意識しながら競い合ってみよう。



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