「自分に合ったチームや指導があるか」競技継続者数増の鍵は環境。~KeepPlayingプロジェクトにてサッカー・バスケを「する」「支える」方へのアンケートを実施~

「自分に合ったチームや指導があるか」競技継続者数増の鍵は環境。~KeepPlayingプロジェクトにてサッカー・バスケを「する」「支える」方へのアンケートを実施~

「自分に合ったチームや指導があるか」競技継続者数増の鍵は環境。~KeepPlayingプロジェクトにてサッカー・バスケを「する」「支える」方へのアンケートを実施~

株式会社モルテン(本社:広島県広島市、代表取締役社長:民秋清史)は株式会社Link Sports(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:小泉真也)と共に、サッカーとバスケットボールの女子選手("する"側)と女子選手の指導者・保護者("支える"側)を対象にした、女子がスポーツを継続するために必要な視点や環境を把握する、「競技を続けること」に関してアンケート調査を実施いたしました。

本調査は、「好きなことを続けよう。スポーツを続けよう」をスローガンに、スポーツをする・みる・支える全ての人にとってスポーツを継続する環境がより良いものになるよう活動を行っている「KeepPlayingプロジェクト」の一環となります。

調査概要

調査対象:サッカーとバスケットボールの女子選手と女子選手の指導者・保護者
※女子選手・・・10歳から20歳までの女性を対象としています。
調査日:2024年5月〜6月
調査方法:株式会社Link Sportsが開発・運用するスポーツチーム応援アプリ「TeamHub」を活用したオンラインでのアンケート形式(主に選択式・一部自由記述)
有効回答者数:サッカー187人、バスケ205人

調査結果考察

・する側は「スポーツを続けたい」とサッカー/バスケともに過半数以上が回答。支える側は「スポーツを続けて欲しい」との意向が97%以上となっており、スポーツに関わる立場にかかわらず継続の意向は高かった。
・継続の意向にかかわらず、競技環境を含めた将来の進路は不安要素として大きな課題となっている。「自分に合ったチームや指導がある」との声も多く、競技継続者を増やすためには競技レベルに限らない、スポーツを続けるためのコミュニティや仕組みづくりが必要だと考える。
・これらの調査結果を受け、Keep Playingプロジェクトではさまざまな形で競技を続ける環境を提供するチームや団体、また続けるか悩んでいる人や指導者&保護者などの支える側へのサポートを実施していきたいと再認識。今後は実際に現場との関わりを増やしながら、できることを検討し具体的な行動に結びつけるよう努める。

サッカーにおける調査結果

<選手>

小学生〜高校生における競技の継続意向は51.9%、継続意向が不透明な選手(たぶん続ける+まだわからない)は44.4%となった。続けたいうえで不安なこととしては進路やチーム存在有無、チーム選びに関するものが47%を占めており、競技環境に対して不安を抱いていることがうかがえる。継続意向が不透明な選手に至っては、84%が環境面での悩みを抱えていることがわかった。

<指導者/保護者>

全体としては97%以上が「続けてほしい」と回答。競技を継続してほしい理由として、指導者からは「チームスポーツの経験は重要だと思うから」「仲間を思いやる気持ちを育むから」との回答が多かった。また、保護者からは「子どもの身体成長に繋がる」「サッカーの技術を向上させてほしい」との意見が挙がった。

困りごととして、指導者/保護者ともに「女子チームが少ない」ことが最多に。また「サッカーを含めた進路について」「女性指導者が少ない」といった今後も含めた競技環境に言及する意見が多かった。

バスケットボールにおける調査結果

<選手>

小学生〜高校生における競技の継続意向は82.6%、継続意向が不透明な選手は17.4%となった。続けたいうえで不安なこととしては進路やチーム選びに関するものが59.6%を占めており、サッカーと同様に競技環境が課題となっていることがわかった。また継続が不透明な選手では、「自分に合ったチームの雰囲気や指導のもと、プレーできる環境」や、「自分の時間の確保」といったスポーツとの両立が挙げられた。

<指導者/保護者>

全体としては99%が「続けてほしい」と回答。競技を継続してほしい理由は、両競技とも似た結果に。指導者からは「チームスポーツの経験は重要だと思うから」「仲間を思いやる気持ちを育むから」との回答が多かった。また、保護者からは「チームスポーツの経験は重要だと思うから」に次いで「バスケットボールのレベルを向上させてほしい」との意見が挙がった。

困りごととして、指導者/保護者ともに「プレー中のメンタルコントロール」が最多に。続いて、「怪我」「生理」が挙げられ、競技でのパフォーマンス管理に繋がるものが多かった。

TeamHubについて

ジュニアチームや社会人チーム、サークル、部活などのアマチュアスポーツチームを対象とした、スポーツチーム応援アプリです。現在107種目に対応し、世界20か国以上で合計400,000を超えるチームが利用しています。
チーム内連絡からスコア管理(チーム/個人)、出欠確認、用具の管理といった、スポーツチーム管理に必要な機能に加え、動画投稿・視聴など、チームスポーツの活動を充実させる機能が網羅されています。管理者が日頃から感じているチーム運営の課題を解決し、チームスポーツをより楽しく、より活発に継続することを可能にしています。

Keep Playing プロジェクトについて

日本におけるスポーツの競技登録者数は高校を卒業後、大きく減少してしまいます。どんな競技レベルやライフステージでも、スポーツの持つ魅力に惹きつけられ、仲間と出会い、プレイを楽しみ、続けて欲しいと考えています。このメッセージが多くのスポーツをする人・みる人・支える人に届くことで、興味・関心につなげ、スポーツを継続する環境がより良いものになることに繋がっていくことを目指しています。

KeepPlayingプロジェクトHP:https://shop.moltensports.jp/pages/keepplaying

モルテンスポーツ用品事業の社会課題に関する取り組みについて

私たちは社会課題を製品やサービスで解決するソーシャルブランドになることを目指し、事業活動や製品づくりを行っています。バスケットボールの普及と強化を目指すバスケブランド「molten B+(ビー・プラス)」や、子どもたちの経験格差を埋め、教育キットとしても優れている空気のいらないサッカーボール「MY FOOTBALL KIT」の活動、バスケットボールを通じて子どもと大人の体験格差の解消に取り組む「一般社団法人 Arch to Hoop 沖縄」への参画に加え、既存製品の材料を見直し、環境負荷への対策に取り組んでいます。

モルテンについて

スポーツ用品メーカーのモルテンは、1958年よりバスケットボール、ハンドボール、サッカー、バレーボールなどの競技用ボールの製造と販売を行い、決して妥協することない品質を維持しています。モルテンは世界中のトップリーグやチーム、国際大会で使用される公式試合球やスポーツエキップメントなどの革新的製品を生み出し、グローバル・スタンダードとしての品質を高め続けています。

株式会社モルテン公式HP:https://www.molten.co.jp/sports/jp/